印税

森博嗣先生が出版予定の「星の玉子さま」と言う変わったタイトル(ダジャレ)の絵本〜先生の本のタイトルはマトモなのはあまり無いけど〜があります。

で、この本何でも出来るだけ多くの人に読んで貰いたいので『印税』を辞退して出来る限り安い価格で出版するそうです。(定価1,050円〜税込み)普通『印税』は書籍の10%と聞きますので実際には1,100円(税抜き)ぐらいで出版する予定だったのでしょうか?。

今調べて見ましたが『印税』は作品(作家)によって変動するみたいですね。書籍自体は単なる印刷物なのですから、単純に多く印刷すればするほど、一冊当りの単価は安くなります。勿論限度はありますが、例えば「1,000冊印刷するなら一冊当り1,000円掛かるものが100,000冊一度に印刷するなら一冊当り500円になる」ぐらいのスケールメリットは出るでしょう(スケールメリットの使い方間違ってるかなσ(^◇^;))。

でも、出版部数の多い本のほうが価格が安いってことはないので(確かに専門書など、出版部数が極端に少ないだろうなって思える書籍は高価な場合があるけど)、同じ本を沢山印刷(一時に印刷するロットを増やした場合)すれば1冊当りの印刷コスト下がってくるのであるから出版社の粗利も増えるのでその分作家にもフィードバック出来るのでしょうか?。

他にこの絵本は森先生が自費で1,000冊買い取って、色んな人に贈呈するそうです。要するに色んな人に読んでも貰いたいというわけらしいけど、そういう話を聞くと「どんな本だろう」って思って買ってみようかな?っと思う人が増えるでしょうね。

それが「真の狙い」かと(笑)とも思ったが、『印税』を辞退しているわけだから、どれだけ多く売れても森先生は儲からないので、純粋に沢山の人に読んで貰いたいのでしょうね。

ちなみにこの本、11月2日発売です