「人新世の『資本論』」を読んで(2)

先日「人新世の『新本論』」を読んでというコラムを掲載したが、ネットを見ていたらこの本の著者「斎藤幸平」が出演したNHKの「欲望の資本主義2022」という番組がyoutubeにアップさせているとの情報を見つけた。
早速帰宅後視聴。
他(ほぼ外人)の経済学者も出てて著者は結構長く話していた。
チェコの学者との対談が面白かった。
チェコ共産主義(崩壊したが)。その時代を知る学者なので当然斎藤先生の思想に異議を唱える。
先生の思想の基本はコモンだ。公共事業の充実。半社会主義的な思考。
ライフラインや教育、医療などを公共化して無償提供。
前回のブログで1970年代の生活レベルに戻ることが理想と書いた。
スマホやインターネット、ゲームなどもない世界と書いた。
もちろん今現在のインフラは残る。
でもこれ以上の経済成長というか技術革新は不要だろう。
例えばスマホは10年間使えるものを開発すべき。
思えば私が社会人になったころオーディオ装置を購入した。確か20万円以上したと思う。
でもそれは2年~3年で買い替えるようなものではなかった。
インターネットも今のスペックで充分だろう。より早くより堅ろうにと技術革新を進めれば環境破壊が加速する。パソコンもそうだ5年サイクルで買い替えることを余儀なくされている。ビジネスではある程度仕方ないことなのかもしれないが、家庭用パソコンは最低10年は使えるものにしてほしい。