ほたリウム

埼玉にある「東武動物公園」に「ほたリウム」なる施設があるそうです。(本年9月23日オープン)

名前からしてすぐ分かると思うが「ホタル」である。お尻が光る昆虫。キレイな水が流れ自然が残る郊外(相当山奥)に行かないと最近では見ることあまり無いと思う。

その「ホタル」が1年を通じて見る事が出来る施設だそうだ。ホタルは蝉と同じで成虫の寿命は1週間から10日程度らしい、それを年中光らせよう(成虫を次から次へと生み出す)というシステムだ。

ニュース記事などでは、『ホタルが1番活発に行動する24度前後に温度設定するなどの工夫で、常時、200匹以上のヘイケボタルが飛び交うようにした。』と簡単に書いてあるが、実際には7〜10日おきに成虫にする必要があるのだから、 (計算を簡単にするために7日間隔で成虫を発生させようとすると365/7≒52となり200×52≒10,000匹以上の「ホタル」を飼いそれを1週間ずつずらせた環境で飼育する施設をつくる必要がある。実際にはここに20,000匹の「ホタル」を飼っているそうである。

しかも、「ホタル」は1日に5時間だけしか光らないので、開館を午前11時から午後4時までとして、その時間に「光る」ように夜のあいだは照明で昼間をつくり、実際の昼間を夜と錯覚するように「昼」と「夜」を逆転させているそうである。

「電照菊」じゃあるまいし、「ホタル」さん達、可哀想(;_;)