スイングバイ

スイングバイ』を皆さんはご存知だろうか?

ネット上のフリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia) 』によると「スイングバイ(Swing-by)とは、宇宙船の航行手法の一つで、惑星や恒星等の天体が持つ引力を利用して、加速・減速を行う方法である。フライバイとも。」とある。

上記の説明文は現時点では下記のように訂正されています
しかも『この記事の事実の的確さには疑問があります。』とあります
(2005/02/03)

衛星や惑星の引力を利用して宇宙機の軌道を偏向させることにより,宇宙機の軌道変更および、速度の変更をおこなう宇宙航行技術をスイングバイ(Swing-by)とよぶ。

この場合の宇宙機の速度とは、宇宙機スイングバイに利用する衛星や惑星が属する主影響天体との相対速度を示す。つまりある宇宙機が太陽系の各惑星や衛星の引力を利用したスイングバイをおこなう場合、太陽との相対速度を変化(加速もしくは減速)させることになる。

この件については後ほど掲載します。
http://d.hatena.ne.jp/tsurinews/20050205

「なんだSFの話か」と思った人は居ませんか?

実は私、最初この記事(確か「ボイジャーがこの航法で加速して木星へ」というニュース)を見てそんなことが出来るの?って本当に驚いたことを記憶している。
(「ボイジャーは1977年に地球を飛び立っている)

実際には例えば火星の近くを航行して、まず火星の引力を利用にて加速させる(ということは火星に落下させる)させ火星の表面には到達しない(激突)ようにすれすれを航行させて反対側に飛び出させることによってより高速航行を実現するのである(進入角度や地表ならの距離などによって減速もできるらしい)。

びっくりしませんか?

実はその航行技術を利用しないと恒星間の宇宙飛行は今のロケットの推進能力では出来ないらしい、地球から脱出する速度(地球の引力に打勝って宇宙に行く)を第一宇宙速度、惑星間を航行するのに必要な速度を第二宇宙速度、太陽系を脱出する速度を第三宇宙速度というが、要するに第三宇宙速度まで上げるための燃料を積んだロケット(燃料の分だけロケット全体の重量が増す)を第一宇宙速度まで加速させるロケット(推進装置)はない。