ジェットモグラ

tsurinews2004-08-06


私が子供の頃、テレビ放映されていた「サンダーバード」が映画化されもうすぐ上映される
コカコーラのキャンペーンで(実際には「コカコーラとサークルK&サンクス」共同のキャンペーンだったが)サンダーバードの模型が付いていてそれを収集したが、そのなかで「ジェットモグラ」とい文字通り地面と掘りながら進む(?!)乗り物(?!)がある。

先頭のドリルのようなものが付いていて、それが回転して地面に穴を開けながら進むのである

子供のころ「すごい〜」と感動してものであるが、最近になってトンネル工事などでこういった装置が使われていることを時々見聞きすることがある。

しかし、どう見ても昔見たり、プラモデルで作った「ジェットモグラ」とは構造が違う、全然カッコ良くないのである。先頭はドリルでは無く、大小いくつかの「ギア」のようなものが沢山付いていて、それぞれがてんでバラバラに回転している、といったものである
で、今回のキャンペーンで飲料水にオマケとして付いてきた「ジェットモグラ」を見ると微妙に昔のそれとは違うのである(先頭部分を拡大した画像を載せた)。昔(子供の頃テレビで)見た「カッコ良いジェットモグラ」では無いのである。先の方に「ギア」のようなものが3個あり、その後ろも「ドリル」ではなく輪がいくつか並んだような構造になっている。

まだ映画を見ていないので、真偽ほどは分からないが多分この輪のような物がひとつ、ひとつ、バラバラに回転する(隣りあうものは逆回転)ようになっていると思う。

何故こんな不恰好な構造にしたのか、答えは昔のような構造の「ジェットモグラ」では『地面に潜ろうドリルを地表に当てた瞬間に胴体(操縦室)が回転してしまう(正確には地面に穴を開ける時は台車の上にあるので台車から離れた瞬間)のである』。

よく考えれば当り前である、胴体の先に胴体を同じ大きさ(直径)のもが同一方向に回転している、胴体が固定されているから、ドリルが回転しているが、地表にドリルを当てて胴体が宙に浮いたらドリルは地面によって固定されるのに胴体は固定されてないのだから胴体が回転してしまう。

だから、今回、映画「サンダーバード」の「ジェットモグラ」はそういった科学的な不具合を直した形にしたのでしょう。

しかし、この構造でも、穴を掘ったときに出る土砂をどうするのか?(多分単独で自走する構造であれば、後ろに土砂を吐き出さないといけないので地面を進めても、その後はまた土砂で埋まっている、という状態になると想像される。)