【メディア報道に一言】

 東京の公営団地(ちがうかな?)のエレベータの誤動作で高校生が死亡したという事故が起きた。その後の調査でこのエレベータの製造会社である、「シンドラー社(?)」が取り上げられ他にも多くの誤動作が報告されているらしい。怪我人が出なかったのが不幸中の幸いと言っているが、他のエレベータの誤動作はどうなの?。20年ほど前に勤めていた会社のエレベータは相当老朽化して2度ほど途中で止まった記憶がある。一度は私もそのエレベータに乗っていて床から数十センチ下方でカゴが止まりよじ登って脱出した。(数十センチなのでそれほど大変ではなかったがー)何を言いたいのかというと、他のエレベータ会社の故障率と比較しないとこのシンドラー社のエレベータが粗悪なのかは分からないという事だ。以前から色んな人や場所で言われていると思うが、特にテレビ報道は偏った情報だけを流す。それを多くの国民が信じる(信じるというより情報そのものが偏っていて判断材料も与えていない)。
 今ネットで「シンドラー社」を調べたら「シンドラーエレベータ株式会社」という日本法人で本社はスイスだ。日本でのシェアは1%程度(これはラジオで聞いた情報)だがエスカレータは世界1位、エレベータは世界2位の製造販売の実績があるそうだ。会社の規模で安全性を云々言えないがそれほど粗悪な製品を販売しているメーカーではなさそうだ。
 テレビなどで過去にもこのメーカーのエレベータはこんなに事故を起している、とか政府が各自治体に調査指示を出したとかの報道で悪質なメーカーという印象を与えている気がするのは私だけだろうか?。(もちろん本当に悪質はメーカーかも知れないがー)メディア報道の危険性を再度考えてみる必要があるのではないだろうか。
【画像はコラムには無関係。先日来収集でしている「高山の花鳥」の花鳥でないトリオ】