【プロ意識の欠如】

耐震強度の偽装問題から波及して、先日ラジオで「プロ意識の欠如」をテーマとして取り上げた番組があった。『プロ=職人』という定義をすると確かに減っているだろう。でも考えてみると職人が減ったのではなく、減らしたんじゃないの?と不思議に思う。社会全体で効率よく仕事をこなすために、作業を標準化、単純化してきた。これは誰にでも同じような品質のものが創出できるようにした結果だし、そのことより今の技術レベルに達したのであろう。
確かにプロ意識は職人と違うかもしれない。プロはその仕事に対して対価を(重複表現?)得られれば良いのかもしれない。片や職人をいうとお金は度外しても良いものを作り上げるってところがあるのかもしれない。しかしこのラジオのテーマの「プロ意識」は単純に仕事をこなしているだけじゃなく「職人気質」の人が減少しているということへの警鐘だったと思う。でもこれは良いことなんでしょう?そうなるように国(?)を揚げて推進してきた結果なのだからー。