【次世代新幹線N700系】

tsurinews2005-10-15

2007年に導入予定の新車両である。今回この車両を全席禁煙にするとのニュースを耳にしたのでこの全席禁煙について話したいが、その前に「新幹線」という名称について言及したい。元々東海道新幹線として「東京オリンピック」の集客のために昭和39年に開業した。1964年である既に40年以上も前の出来事だ。その時は従来の東海道本線に変わる新世代鉄道網ということで「新しい幹線鉄道」で新幹線なので良いであろう。しかしこの「新幹線」はもう全然新しくない、いつまでも新しいという呼称を付けて呼ぶのは如何なものだろうか。最近は余り聞かなくなったような気がするが「第二新幹線」という、全く奇怪な名称も登場していた(この計画がどうなったのかもう一本東海道新幹線を敷く計画だった)。新幹線車内の英語アナウンスでも「SHINKANSEN」と言うしその表記もある、以前には「ニュー東海道」って表現していた時期もあった(今もあるのかな?)。そろそろ「新」の冠を取って新たな名称を付け、名実ともに本物の幹線鉄道網になっても良いのではないだろうか。それともいつまでも「新人(?)」気分でもてはやされていたいのであろうか。
閑話休題。やっと本題に入れる。全席禁煙を発表した、次世代新幹線であるが、今年になって開業した「九州新幹線」や「長野新幹線」が導入を予定しているのは「全車禁煙」である。その列車そのものが全て「禁煙」なのだ。しかし今回は「全席禁煙」。ニュースを詳細に見てみると「座席」は全て禁煙で、「喫煙スペース」をデッキ数箇所設けるらしい。会社などでよく見かける喫煙コーナーと同じだ。確かに「九州」や「長野」は乗車時間が比較的短く、喫煙者の我慢出来る時間だが、東海道山陽新幹線となると東京〜博多間で5時間近く掛かる列車もあるだろう。客商売なのでお客さんのニーズも汲取らないといけないが時代の趨勢は間違いなく「禁煙」である。『JR』各社も難しい選択を迫られているようだ。しかし今のタバコのパッケージに書いてある注意文書如何なんでしょう。あそこまで書いて売らないといけない『JT』も大変だ。

画像は「愛・地球博」に展示されていた。本物の「リニアモーターカー」。