「工学部・水柿助教授の日常」

tsurinews2005-04-29

どっかのサイトにこれは森博嗣の自伝って言及した書き込みが有ったようななかったような。水柿を上下に重なると「森」に似ているとか、書いてあった記憶がある。
確かにエッセィなどにも学校を出てから、三重大学の講師として就職して…とあったし、三重大学の裏(東側)は海岸(伊勢湾)であるし…。
この直前に読んだ「ZOKU」のことを「ナンセンス小説(死語)」と称したが、これはもっとその傾向が強い、小説というより、雑文って感じ。森博嗣先生は確かミステリィ小説を書くときもパソコンに向かって文章を入力する。「とにかく入力しながら、筋書きを考えたりトリックも考えたりする。だから思いつき前に戻って訂正する」と書いた文章を読んだような気がする。(だからワープロが無ければ小説は書けない)あるエッセィには創作(工作)には道具以外にその道具を使いこなす技術がいるが、小説はワープロさえあれば技術は要らない…誰にでも書ける…「気がする」っと控えめに書いてはいたが、要は小説なんてその気になれば誰でも書けるもの。って言っている。
その意識を徹底して作成したものがこの小説ではないのかって印象です。手当たり次第に思いつくまま書いた小説なのではないだろうか?
雑誌に連載されていたものらしいので何日掛かったかは分からないかもしれないが思うまま気の向くままに書いた傑作小説です。
森博嗣先生のブログ(このころはまだこの言葉普及してないけど〜)の出版物の1999年3月1日に2晩で23,000文字書き上げて完成…とありました。
幻冬舎の「Pontoon」という雑誌(聞いたことも無いが(^-^;)の99年5月号に第一回目が掲載されたようです。
雑誌に5回連載されたものをまとめてこの単行本になっているので10晩で書いたってことになるの?(*_*)

画像は文章には全然関係のない『昭和の町並みミニモデル』です(^-^;