愛・地球博3

万博ネタ前回までの2回は私が過去に行った、万博の思い出(大阪万博とつくば万博)であったが、今回は「愛・地球博」に対するこの地方の準備をお伝えしよう。

まず交通網、「リニモ」である安直なネーミングからして分かるように、リニアモーターカーである。HSST(High Speed Surface Transport)〜常電導磁気浮上式リニアモーターカー〜...と呼ばれる方式でJRが実験を進めている。超伝導磁気を利用した時速500kmを超えるものではなく、常伝導磁気浮上式である。

リニアモーターカーと聞けばJRが国鉄時代から(確かそうだと思うが)研究を進めていたが、どうなっちゃったの?って気もしないでもないが。山梨県に相当な施設を作って実験を重ねているはずである。

今回のリニモはHSST方式で、私の記憶では成田空港のアクセスに実用化しようとしていたと思っていた。しかし実現したとは聞かない・・・チェック・・・

日本航空が成田空港建設時に成田〜東京間を常伝導磁気浮上式リニアモーターカー(HSST)で結ぶ研究を独自に行っていたが、実用化には難題が多く研究費が膨大にかかることから途中で断念した。

この流れが名古屋に来たわけですね。

確かに私は子供ころ夢見たJRのリニアとは基本構造が違うので、興味はイマイチですが日本初のリニアモーターカーです。期待しましょう。

あとは中部国際空港関空同様、海上空港だ。ネーミングは「セントレア」と非常にイメージし難い名前に決まったようだ。英語の達者な人にはイメージしやすいのかもしれないが・・・。ここのアクセスに先ほどの「リニモ」を利用すればいいのにと素人は思うが・・・。

細かいところでは公共交通機関の案内が「日本語」「英語」に加えて「中国語」「韓国語」も併記されるところが増えた。地下鉄の駅などは記号と数字で表されている。

話が変わるが、エスカレータで急ぐ人のために右側か左側を空けるが、この地方は右側、関東なども右側である。しかし関西(大阪)は左側を空ける。何故でしょう?。

実はこれも万博に関連します。大阪万博、開催の時に動く歩道に代表される、こういった施設が多く設置されました。そこで国際的な基準を調べたそうです。結局基準はありませんが欧米諸国の慣習では左側を空けることが多いをいうことで、案内板やアナウンスで「そうルール付けした」そうです。他の地方は自然に右側を空けるようになり、案内もあとからそれに合わせたということです。

考えてみれば(自動車を運転する人は)これが自然ですよね。日本の道路は左側通行(車・・・人は右側通行だけど、実は駅構内は左側通行〜これは鉄道自体が左側通行〜なので)なので右側から追い抜くことになります。欧米諸国は右側通行なので左側を追い抜くことになります。大阪万博の時にエスカレータを諸外国に調査に行った人の読みの甘さが今も大阪の習慣として残っているのでは...。要するに駅構内の通行側に合わせてエスカレータの通行側も考えれば良いのである。