月と地球

夏期休暇のため4日分(16日まで)UPしますm(_ _)m

月までの距離

NASAアメリカ航空宇宙局)はアポロ計画で、月面に設置した「レーザ光線反射鏡」による、地球と月との距離を正確に測定しているが、最近毎年3.8cmずつ月が遠ざかっていると発表した。

月面に設置した「レーザ光線反射鏡」って簡単に言うけど、地球から「レーザ光線」を発射させるのは、それ相応の設備を作れば出来なくはないし、現に使用されている。でも月面の反射鏡はドウなっているの?っと疑問に思わないか?。レーザ光線は地球から発射されるのだから、正確に月面にある「反射鏡」に正確に照射することが出来るだろうが、その反射光がそのまま、地球の同一(レーザ光線を発射した)場所に帰ってくるのだろうか?。単純な”鏡”を想定すると、レーザ光線を垂直に受光しなければならない。

「レーザ光線反射鏡」自身がレーザ光線を受光すると、制御機構により入射角を計算して入射角を同じ方向に返すような制御が可能なのか?としばらく考えたが、実は「コーナーキューブプリズム」という製品があった。

直交した3面の内部全反射を利用してプリズムへ入射する光の方向に関わらず、入射方向へ180°折返すプリズムです。

要するに鏡(反射面)を互いに直角になるように配置すればよいわけですね。平面(2次元)を考えれば解り易いと思う

で、この「コーナーキューブプリズム」をいくつか縦横に並べて「レーザ光線反射鏡」としているのでしょうね。

では、何故月は地球から遠ざかっているのか?それが潮汐作用の影響です。

潮汐作用の説明は次回(後日)〜(^_^;)

とにかく、潮汐作用により地球の自転にブレーキが掛かります(この現象にため、「うるう秒」が起きる)。地球の自転が遅くなると、それに比例して月の地球に対しての公転周期が長くなります。公転周期が長くなれば「ケプラーの第3法則」により〜惑星の公転周期の2乗は、その惑星の楕円軌道の半長軸の3乗に比例する。(月は惑星ではなく、衛星ですが、ケプラーの第3法則は二つの引力の影響しあう複数の天体に当てはまることが後に証明されている)〜地球と月の距離が長くなるのですね。

最終的には(何万年か後)地球と月はお互いに同じ面(今も月は地球に同じ面をみせてますが)を向けて回るようなるそうです。うまく日本からいつも月が見えるような位置関係で落ち着いてくれると良いけどd(^-^)ネ!