【何故か違和感のある交差点】

 何の変哲もない交差点である。

 でも私は非常に違和感を感じる。「違和感を感じる」って二重表現なの?本当は「違和感を覚える」かな?。この交差点、違和感を覚えないか?(こういうふうに書いて文字数を稼ぐのがあの人のエッセイの基本である(笑)。ところでこの交差点、何故違和感を覚えるであろうか?実は電線がないのだ。通常交差点の画像はこうなる。

 もちろんデジタル画像であるから、ソフトで加工して電線だけ消したのではない。これは那古野市の八事の交差点だ。那古野市で十数年前(?)に開催された「世界デザイン博」を契機に町並みの至る所にデザインを施している。街灯であったり信号機であったり…。その一環で景観を損ねている、この電線を無くそうという運動がおこったっと推測される。中心部では電線の無い交差点どころか通り全体から電線が消えている場所もある。

 無くした電線がどこへ行った?。今の時代電線のない街を作ることは不可能だろう。電話線は光ファイバーに交換しているのでその工事を機会に地中に埋めているのであろうが電力用の導線はそう簡単にはいかないような気がする。
 以前から街中で撮影するとき、「電線が邪魔だ」とよく思ったものだ。道の並木など撮影をすると枝の間から電線が出ていて、HPなどで使用するときは上述したようにデジタル加工して消したものである。結論としては非常に喜ばしい事なのではあるが、子供のころから慣れ親しんだ(邪魔で仕方なかったがー)ものが無くなると寂しい気もする。