【意味なしショートショート】

結城はトボトボと深夜の歩道橋を一人渡っていた。深夜ではあるが季節は真夏、この一週間ほど毎晩熱帯夜が続いていた。単パンにポロシャツ姿で近くのコンビニにビールを買いに行った帰りである。
ふと歩道橋から見下ろすと片側3車線の道路の北側端に車が十数台エンジンを掛けたまま並んで停まっている。
「はて?」結城は考えた。こんな深夜に…十数台の車の縦列…エンジンはエアコンを効かせる為仕方ないが…。
「さてはて?」と考える、決して「はてな?」では無い。実際には「さてはて?」でもない、無理矢理文字として表現すると「なに?」ぐらいであろうか?。
『そう言えば会社に「そこの部分はクエスチョンです」って表現する関西弁の営業がいたなー』と全く関係ないことを考えた、あと、結城は先頭の車に目をやった。「なるほど!」である、先頭の車は左にウインカーを出したまま停まっている、その先はT字路で手前には先日オープンした「パチンコ店」の駐車場があった。
「ご苦労なことです」結城はこんな深夜から打ちたい台を奪うために並んでいるパチンコマンに敬意の込めて一人呟いた。
そこで一度立ち止まり今買ったばかりの缶ビールをコンビニ袋から取り出しプルタブを持ち上げた。「プシュー」という音と共にビールの泡が吹きだす、慌ててそこに口を付け一口飲んだ。
再びビールを飲みながら歩き出す。
結城は缶ビールの側面に貼り付いたネイビーブルー色のシール剥がして自分のケータイ電話の空いた場所に貼り付けた。彼が今どうしても欲しい「BlueLay DVDプレーヤ」の応募シールだ。

うーん、全然文章が繋がらない(汗)。一応キーワードを登場したので良しとしようか?(誰に対してだろう?)
はてなTシャツ欲しい!」ネイビーブルーL